
みなさん、ご自身やお子さんが生まれた日の天気を知りたいと思ったことはありませんか?
実は、気象庁のホームページを使えば、そんな思い出の日の天気を簡単に調べることができます。
気温や天気、降水量などをあとから振り返ることで、記念日をより特別に感じられるかもしれませんね。
記事の後半では、当時の天気図の見方についてもご紹介しています。天気の移り変わりやその日の気象状況をより詳しく知りたい方は、ぜひ最後までご覧いただければと思います。
気象庁の過去の天気を調べる方法|記念日や誕生日の天気も簡単に検索
ここからは、気象庁の「過去の気象データ検索」ページを使って、特定の日の天気を調べる手順をご紹介します。
都道府県や観測地点、日付の選び方から、1時間ごとの天気データの見方まで、初めての方にもわかりやすいように、順を追ってご説明していきます。
気象庁の過去の気象データ検索ページにアクセス
下記のリンクをクリックしてください。過去の気象データ検索画面が新しいタブで開きます。
✅ 気象庁|過去の気象データ検索 (jma.go.jp)

(https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/index.php)
過去の気象データ検索画面が表示されたら、画面左上の『都府県・地方を選択』をクリックしてください。すると、都府県・地方の選択画面が新しいタブに表示されます。
都府県・地方を選択する。北海道は地方から選んでください。(例:神奈川県)

北海道は地方、それ以外は都府県を選択
各都府県・地方が表示されますので、該当する県または地方を選んでクリックしてください。
例えば、神奈川県を選ぶ場合は「神奈川」をクリックします。
調べたい地点を選択する(例:横浜)

神奈川県の地点が表示されると、気象台やアメダス地点(旧測候所を含む)が示されます。
🔵 青い丸は雨量のみを観測する地点です。
🔴 赤い丸は雨量に加えて他の気象要素(天気以外)も観測している地点です。
🔴 赤い二重丸(少し大きく見える)は、気象台や旧測候所を示します。
天気の観測が行われていたのは、この赤い二重丸の地点のみです。
ここでは、横浜市の天気を調べるために、横浜をクリックします。
年月日の選択、データの種類の選択をする

年月日の選択画面が表示されます。
例として2020年6月1日を選択します。
次に、データの種類として『2020年6月1日の1時間ごとの値を表示』をクリックしてください。
1時間ごとの気象要素と天気記号が表示されます
検索が完了すると、その日の1時間ごとの天気や気温、降水量などの詳細データが表示されます。
天気欄には「●や◎」などの記号が並んでおり、それぞれの意味を知ることで、当日の気象状況をより具体的にイメージできます。

天気記号や気象要素の見方
例えば、9時の天気欄に●という記号があります。この記号は「雨」を意味しています。
他の記号の意味は、この説明の下にある「天気記号一覧」でご確認いただけます。
詳しい記号の説明は、気象庁のページをご確認ください。
リンク → 気象庁 天気欄と記事欄の記号の説明

(https://www.data.jma.go.jp/stats/mdrr/man/tenki_kigou.html)
記号が表示されない場合の対処法
天気記号が表示されない場合、気象台や旧測候所以外の観測所を選んでいる可能性があります。
大きな赤い二重丸の観測点を選び直してみてください。
また、観測が廃止された場所では、年月日の関係で天気記号が表示されないことがあります。
過去の天気図を確認する方法
最後に、参考として「過去の天気図」と「2024年7月以前の日々の天気図」が見られる気象庁のページをご紹介します。
まとめ|気象データでよみがえるあの日の思い出
あの日、どんな空を見上げていたのか。
過去の天気をたどることで、記憶の中の風景や気持ちが、そっとよみがえることがあります。
気象庁の「過去の気象データ検索」ページを使えば、自分や大切な人が生まれた日の空模様や気温を、手軽に確かめることができます。
静かに時をさかのぼって、その日をもう一度心に描いてみませんか。
ご家族やご友人と一緒に、思い出を語り合いながら、天気という小さな手がかりから、かけがえのない時間を見つめ直してみてくださいね。